朽木〜熊川宿〜木之本ぶらぶら…by kome麹

12月は鯖寿司のベストシーズンであるのだからして、我々は鯖寿司を買いに行くのだ。当然である。

朽木まで来たら、もうちょっとだからと福井県若狭町にある熊川宿まで足を延ばしてきました。
道の駅「若狭熊川宿」に車を停めたら、宿まで徒歩一分です。
まず、若狭と近江の国境に位置する熊川番所がありました。

人形の顔は誰をモデルにしたのだろうか。代表的な若狭顔？

権現神社。
路地にしても細い道を通っていくので、人の家の敷地…？と迷いながら行きました。
こじんまりとしながらも、地元の方に愛されていそうな神社です。
鳥居額には「火防・水雨神社」と銘打たれていました。

水量が豊富で流れの早い水路が巡らされているのが、とても良い。
各家には、やっぱり「かわと」が設えられていました。

松木神社。
紅葉が見事でしょうが、落葉しているのも、また味があります。

上ノ町→中ノ町と来て、下ノ町に向かう手前に「まがり」があった。
先日、見た奈良井宿の「鍵の手」と同じ機能で、別の名がついているのか。

下ノ町の端っこにある西山稲荷神社のワイルドな登り口を見て、引き返し、「葛と鯖寿しの店　まる志ん」さんで、葛蕎麦を頂きました。
滋賀〜福井ラインの蕎麦は好みばっちりで外せません。
こちらの葛蕎麦も麺・汁ともに美味しくて、底冷えした体も温まって満足しました。

熊川宿まで来たら次は木之本だ！と我が家としては大納得の理由で木之本町へ。

「七本槍」の蔵元「富田酒造」さん。
こんなに大きな杉玉を見たことないかもしれない。

「本陣薬局」さん。
以前に来たときは工事中で見られなかった古い薬看板が出ていました。
浅田飴の看板があるのがすごい、と思ったら、浅田飴は明治20年創製だそうです。

「〜に効く」ってことが謳われているのだと思うが、その〜が、わからない。
“せうかち”って何だ？　もしかして、“せっかち”のこと？

「つるやパン」さん。
相変わらずの、この何気ない構え。いいですなあ。

この後、「白木屋醤油店」さんと「菓匠　禄兵衛」さんで、買い物して帰りました。


夕食は、「栃生梅竹」さんの「極上鯖寿司」と「サーモン押し寿司」
鯖の油が甘くて、溶けて・・・この絶品、おばあちゃんになっても食べ続けられたらいいなあ。

朝食は「サラダぱん」
この庶民の味も後世まで永続しますように！