
滋賀県米原市にある中山道の宿場町 醒井(さめがい)宿に行ってきました。

宿の中を流れる地蔵川に咲く梅花藻は、開花が初夏(5月中)から晩夏(9月末)で、見ごろは盛夏(8月頃)。
「良い感じです」報告が、そこここに上がってきたので行くことにしたのですが、心配なのは2日前に降った大雨のこと。

まだ影響は残っていて、本来なら水面に顔をのぞかせるはずの梅花藻が、水中花になっていました。
初めて見たせいか、水中花ですよ、と言われたら、それはそれで可憐だし、「梅花藻は増水に押し流されました」というのも覚悟で行ったので、残っていてくれて一安心&大喜びでした。

平均水温14度の地蔵川に、夫が手を突っ込んで撮った水中の梅花藻。

小さな花が涼しげに揺らいでいて、水中花ぜんぜんあり!です。

コポコポ水音付きの動画を、家で見ているだけでも和みます。

夏の正しい使い方。
地蔵川の水を汲んだり、野菜を洗ったりできるように水際まで下りていくことができる「かわと」
個人宅に入るための小橋。
開け放たれたままの蛇口から溢れる水(湧水を引き込んでいるのでしょう)
全部が、この場の画竜点睛ですよ。

鞍掛石・腰掛石のある湧水池。
日本武尊が腰かけて休んだとされる「腰掛石」
馬の鞍を掛けたとされる「鞍掛石」
この辺りまで来ると、至る所から水が湧きだしている。

ずっと、梅花藻を産卵場所にしている絶滅危惧種のハリヨ(トビウオ科イトヨ属 体長4cmほどのトゲのある魚)を探していたのですが、簡単に見つかるものではなく、観光客がいても、お構いなしでライズをしているハヤ(多分)を代わりに眺めて過ごしました。

居醒の清水。
地蔵川の最上流部、加茂神社のたもとの石組みの下。もう地蔵川の源泉近くです。
伊吹山の山の神を退治に出かけた日本武尊が、戦いで傷ついた体を癒されました、という伝説が残っていて、近くに日本武尊像が建っていました。
加茂神社から引き返して、醒ヶ井駅近くで昼食。
(駅は醒ヶ井、宿は醒井、地名は醒井)
加茂神社から醒ヶ井駅まではおよそ800m。地蔵川が流れているのは、およそ500m。
7月中は扇風機もいらない涼しさで、「猛暑日」という言葉にすっかり油断していて、地蔵川から離れて残りの300メートル弱歩くのに、もう無理!!って感じでした。灼熱のアスファルトは駄目だよ。。。
夫の方がさらに暑さに参っていそうに見えたので、「和菓子屋ひとつ止めようか?」と聞くと、「銘菓は必ず押さえていくよ」ということで、『泡子堂』さんへ。
暑さの中で勝ち取った白あんの六方焼は、納得のあんこの充実さ、、、以上のみっちりさだったそうです。
よろしゅうございました。

西行水。
西行法師が飲み残した茶の泡を飲んだ茶屋の娘が子供を産んだ。
西行法師は「もし自分の子なら、元のとおりの泡に戻れ」といったところ、子供はたちまち泡に戻り、西行法師は「本当に自分の子であったのか」と言ったとか・・・良い話?
それだと、西行さんが人でなしのような、ただのろくでなしの男のような。。。

地蔵川まで戻って来て、食後のデザート満喫タイム。
『丁子屋』さんの水まんじゅう。こしあんとラムネ。
意外な組み合わせと思ったら、ラムネの水まんじゅうはすっっごい美味しい。

ヤマキ醤油屋さんの、

梅花藻ラムネと、
(ラムネ連続制覇。夏はやっぱりラムネ。
梅花藻はその昔は山菜に指定されていて、健康にいいそうです)

醤油ソフトクリーム。
店前のベンチでこれを食べていたら、観光客が続々とヤマキ醤油屋さんに吸い込まれて行って、このソフトクリームを買っていました。暑いもんね。
醤油のところだけ食べてみたら、確かに醤油辛いと夫は申しておりました。
ヤマキさんのお醤油もいいですぞ。愛用しとりました。
霊仙三蔵味噌もおすすめ。
おばあちゃんお元気ですかね?
梅花藻の中にアマゴが潜んでいるんですよ。
醒ヶ井、初めて行ったけど良いところですよね。
滋賀の醤油は塩辛いかな、と思ったのですが、美味しいのですか。
小さいのを試しに買ってくれば良かったかな。
ヤマキさんに、おばあちゃん位の年齢の人は多分いませんでした。
おばさんは、何人かいましたが。
>梅花藻の中にアマゴが潜んでいるんですよ。
アマゴっぽくない?という魚はいたような、いなかったような。。。
ハリヨは絶対、見つけられないですよね。
水槽で飼われているはずのも見えませんでしたから(^^ゞ