
奈良県十津川村、太尾登山口。
5時起きして、8時ごろに駐車場に到着。
準備をして、8:30スタートです。

巨岩を抱く巨木。

しっかりとした案内板。
道迷いの心配はなさそうです。

2つ目の岩を抱く木。
生命力ものすごいです。

小さな梯子が2か所設置されている。
これは2つ目。

2つ目の案内板。
登山口から続いていた、やや険しい部分を抜けたよう。

地図上に表示がある1434mに到達。
登山口が1300m地点なので、すでに100m以上高度を上げたことになる。

ここまで陽のあたらない森が続いていて、とても涼しい。
尾根歩きが始まったようで、視界が開けてきた。

トリカブト。
バイケイソウの群落が終盤で、色があった花は結局これだけだった。

1465m地点に到達。
ここは不動小屋谷林道登山口との分岐点。

十津川村側の登山口は、以前は不動小屋谷林道のものしかなかった。
道が整備されて、つづら折りの急登を回避できるようになり、我々のような、なんちゃって登山者でも登れちゃうんじゃない?と思えるようになったのは
喜ばしい限り。
今でも、地図上には一般ルートとして表示されているけど、パッと見た限り
踏み後もないようでしたが。

本格的な尾根歩きが始まって、日光ががんがんに当たる。
でも、風が吹き抜けるので、暑くありません。

さらに高度が上がって、大峰奥駆道の最南部から果無山脈までが
見えてきました。
(パノラマで撮ってます。クリックすると大きくなります)

左の帽子みたいな形の山が、大峰奥駆道途上にある笠捨山。
そこから右に向かっていって玉置山、熊野本宮大社へと至る道です。
背後にうっすら見えているのは、もう三重の山々です。

夫の背後に、目指す釈迦ヶ岳の山頂が見えてきた。
サメの背びれのような釈迦ヶ岳。
あれを見る限り、山頂直下は激登りのようですが・・・
このあたりで下山してきたご夫婦に伺ったところ、早朝は霧の中だった
らしい。
どおりで下草が濡れていると思った。
涼しいのは、その冷気が残っているせいもあるのかな。
今の山頂はすっかり晴れて、とても素晴らしいとのこと。
やったー!!

しかし、足はなかなか前に進みませんよ。
よく考えれば、帰りはこれを見ながら、なんですが、この時は全然そんなこと考えもしませんでした。
撮影タイムは終わらない。
何といっても、青空が抜群に美しいし!

大峰奥駆道、写真中央は大日岳、右に天狗山。
大日岳の左鞍部に深仙小屋が見える。
あんな高いところに、と思っていたら、いつしか目線は下になっていました。
小屋からは50分ほどで釈迦ヶ岳に着くようです。

古田ノ森に到達。1618m。
ちょっとしたピークで、登山道からは少しだけ外れています。

自然林の尾根歩き。
階段がないと、こんなにも歩きやすいものなんですね。

夫の頭の横に釈迦ヶ岳。
抜群の眺望ですが、下って登っての登山道がもろに見えている。
ここまで小ピークをいくつか越えてきましたが、ここまでの下りは初めて。
せっかく稼いできた高度が。。。

下って登って、平坦地に達すると、そこは千丈平でした。1660m。
千丈の名にふさわしい、こんな山の上にこんな平坦な場所が、と驚くほど
広かったです。
お察しの通り、地図上にはキャンプ適地マークがついてます。

そして、鹿にとっても生存適地らしい。
鹿、鹿、鹿、鹿、鹿の群れ。
こちらを見はしますが、見ながら草を食べていますよ。
全く人間を恐れていない様子。警戒泣きもしません。
奈良公園状態。
今まで山の中で出会った鹿が逃げなかったことはないのですが。
これは非常にマズイ事態なのでしょうか。それとも道路も人家もない
山奥なら当たり前?

立派な角を持った雄が二頭。
鹿の生態に詳しくないのですが、雄一頭にハーレムってわけではない
のでしょうか。
それとも、2グループいたのかな。
それにしても、授乳中の赤ちゃん鹿、めっちゃ可愛いです。

『かくし水』
。。。いや、全然隠れてなかったけども。でっかく『水』って書いてありました。
ここまで美味しい水はめったにありません。それに冷たい。生き返る〜
この水を飲んで、
山中の飲料可能湧き水・・・産地直送・生。
井戸水・・・濾過終了。
販売されてるミネラルウォーター・・・別物。
水道水・・・偽物。
というランク付けが妻の中で成されましたよ。パチパチ。
めでたいので、帰りに1リットルほどお持ち帰りさせていただきました。
この水で割った水割りは、感動の美味さでした



予測していた山頂下の登りが始まる。
このあたり、長短、高低の差がある道が乱立していて、どれをとっても
山頂に行くのですが、ちょっと混乱する。

登った先で大峰奥駆道に合流。
弥山9.4km。玉置神社31.3km! ひ〜っ!!

やっぱり、この表示を見たらテンション上がる

縦走しようなんて思わない(思えない)ですが、
ちょこっとずつでも歩いてみたい、という願望はある。

古い案内表示。
上)前鬼140分 下)釈迦ヶ岳10分
ええ、もちろん、下の案内に従っていきます。
以上、登り編でした。
一つの山に登って、二人で撮影総枚数が290枚でした。
厳選したのですが、絞り切れず、登り下りの前後編に分けることにしました。
次回、山頂から下り編をお楽しみに!
。。。何か、すいません。