
御所市楢原にある戒那山(かいなさん)九品寺(くほんじ)です。
九品寺はサンスクリット語で人間の品格(上品、中品、下品)を表していて、
上品の中に上中下があり、中品や下品にも上中下があり、全部で九つの品がある・・・という意味らしいです。

雨上がりの曇天ですが、新緑がきれいです。
緑の色がいい時期になりましたね〜お高いデジイチ様を買ってよかった!

本堂の横の細道を登っていくと、

こういう感じで石仏が並んでいて(本当はもっとびっしり)

千体石仏の寺としても有名なのだそうです。
(そうです、全然知らなかったです<(_ _)>)
千体と言いつつ1600〜1700体はいらっしゃるそうで、ほとんどが出土品。
最近でも大雨の後に山中から見つかることもあるそうな。

前掛けが新しくて、カラフルなのや、奇抜な模様のものもあったりして、
地元の方に大切にされてるんだなあ、とわかります。

どこを向いても、巨木、巨木、、、
桜や紅葉の時期には、さぞ綺麗なのでしょう。
そうすると、押すな押すなの騒ぎになって、落ち着いて眺めてもいられないのかもしれませんが、、、

お顔一発!。。。な迫力のこの方は、

灯籠の上に鎮座しているのです。
どういうご関係なのでしょう〜

境内には西国、坂東三十三ヵ所の石仏も安置されていて、庭を回遊しながら詣でることができます。
春モミジの紅がきれいでした。
春モミジは色づいてから、落葉せずに、新緑になるのです。なんか不思議。

創建年代は不明ですが、奈良時代に行基が開基したという由緒ある、そして綺麗なお寺でした。

御所市鴨神にある(すでに地名がすごい!)高鴨神社。
全国鴨(加茂)社の総本宮で、弥生中期前から続く日本最古の神社の一つです。
主祭神は三神しかいない大御神の迦毛之大御神ですが、八咫烏関連のものがたくさんあり、
神社の方に伺ってみると、
「八咫烏(やたがらす)が、神武天皇を熊野から大和へ道案内し、神武・綏靖・安寧の三帝は鴨族の主長の娘を后として、葛城山麓に葛城王朝の基礎をつくった。高鴨神社はその鴨族が守護神として祀った社の一つである」
ということだからそうです。

こちらも巨木がすごくて目を引くのですが、
本殿近くは撮影禁止なので、遠目から。
京都の下鴨神社、上賀茂神社のような賑わいはないけれど、
訪れる人がいないわけでもない。
全体としてはひっそりと佇んでいる奈良の寺は本当に良いです。
観光の面では、ちょっと損してるかな〜という気もしますが、
(駐車場無料。拝観無料。近くに店も土産物屋もない)
できれば、このままでいて欲しいものです(^^)
そちらは歴史のあるお寺・神社がいっぱいですね
と思ってたら・・・おととい何気なく立ち寄ったお寺が由緒あるお寺だったりします。
滋賀〜岐阜の県境あたりは戦国武将ゆかりのお寺があったりしますね。近所にも徳川家の家紋が入ったお寺があります。
ま、私の場合なーんも知識なくお寺巡りしてますから・・・
京都などの有名な神社仏閣も良いけれど、名も知れずひっそりとしたお寺は趣きがありますなぁ(´・ω・`)
京都も良いですよね〜でも、京都と聞くと(人多い、店行列、車渋滞)というのが先に来て、うんざりして行く気がしなくなってしまうのですよね。
それで、できるだけ人のいなさそうなところを狙って行く。。。ババアくさ(+o+) いえいえ、岐阜とか福井とか葛城とか、そういう味が分かってきたってことで。。。
神道系の神話もかなりあるようで、それに由来した地名も多くあります。
今では、この山々はトレイルランの練習する人や登山入門者向け山としても人気です。
今年は高野山も開山1200年なので、賑わっています。
久しぶりにこちらに柿の葉寿司でも食べに来てはいかがです?