
毎冬恒例の「栃生梅竹」さんの鯖寿司購入日帰り旅に行ってきました。

湖西道路の和邇(わに)ICを降りて、京都と滋賀の県境である途中越えを
すると、いきなりの雪景色。今年の大雪で難儀されている方々には呆れられそうですが、雪だるま作って、雪玉投げて遊びました。
鯖寿司を無事に購入すると、あとは全くのノープランでどうしようかと思っていたのですが、栃生梅竹さんに置かれていた「びわ湖高島てつたびキャンペーン」という小冊子を手に取ると、共催店舗の情報が詳しく載っていたので、それを頂いて参考にさせてもらうことに。
まずは「永昌庵」さんで美味しいおそばを頂いて、(限りなく大野市のおそばに似ている。つゆの味はこっちのほうが関西ぽくて好みかも)

高島市新旭町にある「川島酒造」さんへ。
試飲をガンガンさせてもらって、キャンペーン冊子についていたクーポン券でかわいいおちょこまで頂いてしまいました!

次に向かうマキノ町の手前で、琵琶湖の誘惑に抗しきれず撮影会。
海津大崎方面を望む。あの奥はもう福井県敦賀市です。

こっちは竹生島から長浜市方面を望む。
この時は、まさか見えているあちら側まで行くとは思っていませんでした。

琵琶湖周辺はあいにくの雨模様で、波高し!

山側、道路脇にもどっさりの雪を見ながら、

マキノ町海津にある「吉田酒造」さんに到着。
地元産の酒米を全面的に使用しているとあって、ラベルに「山田錦」とか「雄町」とかは見当たらない。
この日の夕食に、「純米吟醸生原酒 吟花 原料米 高島市産吟吹雪」を頂きましたが、たまたま栃生梅竹さんの鯖寿司と一緒に頂いたのが良かったのか、すごく良く合って、すごく良い!
日本酒で世界進出を、というのはかなりの戦略があってのことだと思いますが、こういう、一番のお客さんは地元の人で、地元の食材と共に頂くんだよな、ということをわかっている酒は強いし、美味いと思う。

さて、吉田酒造さんの目の前は琵琶湖で、「海津の石積み」という波よけの石組みが延々1q以上も続いている。その上に立って、周りの風景を眺めていると、背後に立つマキノ東小学校といい、道路のスノーシェードといい、
なんか見たことある。

そう!ここは、
NHK「にっぽん縦断こころ旅」2014年春の旅313日目で火野正平さんが訪れたびわ湖に突き出す木の板で作られた小さな桟橋「ハシイタ」がある、そのままの場所ではありませんか!
うおおおお〜〜!!なんか知らないうちに「とうちゃこ」です!

「イケ」と呼ばれる湧水を利用した神様が祀られている共同井戸も、火野さんが「自己責任で飲んで」いたような。。。うれし!
かなり湖北まで来ていたので、帰り道を迷っていると、吉田酒造さんから「木之本ICまでは30分くらい」とのお言葉を頂戴したので、この際、奥琵琶湖を堪能して長浜市まで(昼間に見ていた対岸まで)行ってしまうことに。

海津大崎の有名な桜並木を見ながら、ゆっくりと木之本ICへ。

桜の時期はものすごい混雑なんでしょうが、雨曇り雪のおかげで静かな
湖畔を楽しめました。
観光に力を入れる南とは違い、北陸に通じる湿った雪の湖北はしっとりと
良い。
夫も「大野市以来の気に入った町」というくらい大絶賛で、そういうことを感じるのは私たちが年取ったからかもしれませんが(笑)
湖北探訪は次もありそうです。
帰りの北陸道から見た真っ白の伊吹山は、私的にはマッキンリーくらい雲の上の存在に見えて、チャラく雪山登ってみようと思っていた自分を猛省しましたm(__)m